IgE抗体とは?
■IgE抗体とは?
人間の免疫グロブリン(免疫機能を有するタンパク)には、
IgA
IgD
IgE
IgG
IgM
の5種類あるのですが、
そのうち、IgEに属する抗体を
IgE抗体といいます。
IgE抗体とはどのような抗体かというと、
簡単に言えば、
即時型アレルギー
アトピー性皮膚炎
などに関与する抗体です。
つまり、アレルギーに関する疾患は、
このIgE抗体が関与している場合がほとんどです。
このIgE抗体がなぜアレルギーに関与しているかというと、
IgEに属する抗体は、人間の組織の肥満細胞(マスト細胞)(太るを意味する
肥満のことではありません)というものがあるのですが、
この細胞とくっつく性質があります。
IgEは抗原と結合しなくても肥満細胞にくっつくことができるので、
抗原と未反応のIgE抗体は肥満細胞に結合しています。
そしてその状態で、抗原が入ってくると、その抗原に肥満細胞と
くっついているIgE抗体が結合して、それが刺激となり
肥満細胞から、ヒスタミン、ロイコトリエン、血小板活性化因子
などの化学物質が放出されます。
そしてこれらの化学物質が、アレルギー、蕁麻疹、気管支喘息
などのアレルギー反応をひき起こします。
抗原が体に入って数分から2時間以内にアレルギーの症状がでたものは
即時型アレルギーといわれています。
アトピー体質とは、このIgE抗体が作られやすい体質のことと
いわれています。
ですので、食物アレルギーの疑いを調べるために
血液検査でIgEを測定する検査をします。
高感度IgEの検査では、
基準値として
1歳未満 20U/ml以下
1~3歳 30U/ml以下
4~6歳 110U/ml以下
7歳以上 170U/ml以下
となっています。
