アトピー性皮膚炎の発症の考え方
■アトピー性皮膚炎の発症の考え方
アトピー性皮膚炎は、いまだに原因不明の
湿疹ですが、
アトピー性皮膚炎の発症には、
・アトピー素因
・アレルギー
・皮膚バリア障害
が関係しているといわれています。
つまり、なんらかのアトピー素因があり、
そこに皮膚バリア障害が発生して、
そしてアレルギー、つまりアレルゲンが影響することによって
湿疹が発生するという考え方です。
このうち、アトピー素因というのは、要は湿疹の出やすさ
ですね。
人によって、湿疹が出やすかったり、出にくかったりするのは、
このアトピー素因というわけです。
親がアトピー性皮膚炎の人は、子もアトピー性皮膚炎の可能性が
高まるように、ある程度は遺伝的にきまるようです。
ですが、父親、母親両方ともアトピー性皮膚炎でなくても、
子がアトピー性皮膚炎になる場合もあります。
結局、遺伝の関係だけではない(つまり原因がわからない)
のがアトピー性皮膚炎です。
また、アトピー性皮膚炎では、スキンケアも重要です。
皮膚のバリア機能が低下すると、湿疹が出やすい状態に
なります。
皮膚のバリア機能とは、要は保湿ということです。
皮膚を保湿剤などで保湿することによって、
角層の水分を保つということです。
特に乳児の肌は、バリアが弱いので、
湿疹ができやすいです。
最後にアレルギーです。
実は、2歳未満のアトピー性皮膚炎の乳児は
その原因が食物アレルギーの場合が成人に比べて
多いです。
特に0歳児が食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎
である場合が多いです。
これはなぜかというと、
0歳児では、まだ消化管が未熟なため、
摂取した、食べ物(母乳・離乳食)を吸収するときに、
小腸から、比較的大きな分子(タンパク)も吸収してしまい、
それがアレルゲンの場合があり、そのアレルゲンによって
アレルギー反応が生じて、食物アレルギーによる
湿疹がでる場合があります。
そして、これは気が付くまで、そのアレルゲンである食べ物を
食べると湿疹がでるので、
慢性化します。
2ヶ月以上湿疹が続いている場合もこの食物アレルギーである
ことがあります。
2ヶ月以上の湿疹では、だいたいアトピー性皮膚炎と
診断されてしまいますので、
アトピー性皮膚炎となり、そして病院に行き、
湿疹をみせても、その医師が食物アレルギーだと
気が付かないと、ステロイドなどの薬だけに頼って
治療を行うことになります。
ステロイドを使えば、湿疹は一時的にはなくなります。
しかしステロイド使用を止めれば、また湿疹が出てきて、
いったい何が原因なのか?と
悩むことになるのです。
こうゆうときは、食物アレルギーが原因であるので、
食物アレルギーに詳しい医師のいる
小児科や、アレルギー科に行き、
診断してもらう必要があります。
もちろん、食物アレルギーでない、アトピー性皮膚炎の場合も
あります。
●まとめ
アトピー性皮膚炎の発症原因としては、
・アトピー素因
・アレルギー
・皮膚バリア障害
が考えられる
0歳児では、食物アレルギーである場合が多い
