妊娠中の食事が児のアトピー性皮膚炎と関係あるのか?
■妊娠中の食事が児のアトピー性皮膚炎と関係あるのか?
妊娠中の食事が児のアトピー性皮膚炎と関係あるのか?
という質問は多いと思いますが、
これに関しては、分かっていません。
現段階(2006年現在)では、
妊娠中の食事制限は、児のアトピー性皮膚炎の予防に
つながらないと考えられています。
妊娠中の食事と児のアトピー性皮膚炎の関係というのは、
妊娠中に食べた食べ物のアレルゲンが胎盤を通して
児に感作するのか?
ということですが、
これに関しては、いろいろ論文が出ていますが、
臍帯血中で、食物特異的IgE抗体を調査したところ
卵と牛乳の特異的IgE抗体を検出したという報告が
ありますが、検出件数はとても少なく
胎盤からの感作はとても少ないものと考えられます。
また、食物アレルギー診療ガイドライン2005
でも、妊娠中の食物アレルゲン除去は、乳児期以降の
長期的なアレルギー疾患の発症予防効果はない
としています。
ですので、今のところ
妊娠中の食事が児のアトピー性皮膚炎と関係あるのか?
というと、
答えは、関係ない
ということになります。
つまり、妊娠中にアトピー性皮膚炎の予防のために
食事制限をする必要はないということになります。
ですので、もしアトピー性皮膚炎と診断されたお子様を
お持ちのお母さんがいても、
妊娠中に食べた食べ物が原因というわけではありません。
そうではなく、考えられるのは、母乳中のアレルゲンです。
そしてそれは、お母さんが食べたものが原因となっている
場合があります。
