乳児のアトピー性皮膚炎は増加しているのか?
■乳児のアトピー性皮膚炎は増加しているのか?
最近、乳児のアトピー性皮膚炎や、アレルギーが
増えているとの報告があります。
いったい、本当にアトピー性皮膚炎は増えているのでしょうか?
厚生労働省研究班の調査によると、
1992年と2002年のアトピー性皮膚炎有症率は
●0歳4ヶ月
1992年 6.6%
↓ ↓
2002年 12.8%
1.9倍増加
●1歳6ヶ月
1992年 5.3%
↓ ↓
2002年 9.6%
1.8倍増加
となっています。
これをみると、
1992年からの10年間で
アトピー性皮膚炎は約2倍に増加していることが分かります。
乳児のアトピー性皮膚炎は増加しているようですね。
しかし、なぜアトピー性皮膚炎が増加しているのかの
はっきりとした原因はよくわかっていません。
アトピー素因を持つ親が増えたからという意見もありますし、
生活環境が影響しているという意見もあります。
また、乳児期の免疫反応の変化(Th1/Th2の関与)が
影響しているという意見もあります。
ですが、どれも確実に分かっているわけではありません。
あくまで推測です。
しかし、アトピー性皮膚炎になる原因が分からないと
それに対する治療方法も特定できないのが現実です。
原因がわからないから、アトピーという名称なのですが、
まだまだ、現在の医学では解明できないという病気は
多いです。
ただ、これだけ乳児のアトピー性皮膚炎が増えていると
なると、他人ごとではなくなってきます。
自分の子供もアトピーになる確率が格段と
高くなっているからです。
乳児の湿疹、アトピー性皮膚炎、アレルギーは
増加傾向にあります。
昔は少なかったのに、現在はどうして多いのかと
考えると、昔と今を比較してみるとその原因が
推測できるのではないかと思います。
そう考えると、最も変わったのは、
住環境と食生活だと思います。
住環境はなかなか変えることはできませんが、
食生活は変えることができます。
特に乳児のアトピー性皮膚炎は、食物アレルギーが関与する
場合もありますので、食事がなんらかの影響を与えて
いることは確かだと思います。
食事と乳児のアトピー性皮膚炎の関係も
はっきりとは解明されていません。
ですが、分かっていないからやらないのではなく、
できることから行っていくことが大切だと思います。
