インタール内服薬(DSCG内服薬)について
■インタール内服薬(DSCG内服薬)について
食物アレルギーの誘発を抑える薬として
インタール内服薬という薬があります。
この薬は食物アレルギーの関与が明らかな
アトピー性皮膚炎の適応が認められています。
ですので、食物アレルギーと診断されて場合、
この薬が処方される場合があります。
●インタール内服薬の作用
このインタール内服薬は、
どのような薬かというと、
簡単に言うと、食べ物中のアレルゲン(タンパク)が
腸管から血中に以降するのを抑制する薬です。
食物アレルギーでは、食べ物に含まれるアレルゲンである
タンパクが腸管から透過して血中に移行することによって
症状が誘発されます。
これを防ぐには、腸管でアレルゲンであるタンパクを
血中へ透過させなければよいわけです。
そしてその役目を行っているのがこの
インタール内服薬です。
この薬を摂取すると、小腸粘膜上に行き、そこでマスト細胞を介した
アレルギー反応を抑制します。
マスト細胞を介したアレルギー反応を抑制するということは
そのマスト細胞から出るヒスタミンなどの化学伝達物質を
抑えることができ、結果的に腸管でのアレルゲンなどのタンパクの
血中移行を抑制します。
そうなると、血中に行くアレルゲンが少なくなりますので、
アレルギー症状が抑えられるということになります。
このような機序で、食物アレルギーの症状を抑えているわけです。
ただ、この薬が100%効くわけではありません。
つまり、インタールを飲んでいても、アレルギー症状はでる場合が
あります。
あくまで、治療の基本は食物除去になります。
このインタール内服薬は補助的な薬物療法ということで
使用されます。
もちろん、まったく効果がない場合もありますので、
その場合は、医師へ相談しましょう。
また、インタールを飲んでいても、重篤なアレルギー症状、
アナフィラキシーなどを予防することはできませんので
注意が必要です。
●インタール内服薬の副作用
インタールの副作用としては、
重篤なものはあまり報告されていません。
報告されている症状としては
・発疹
・下痢
・腹痛
・食欲不振
・吐き気
・咽頭刺激感
などです。
特にひどい副作用があるわけではないので、
心配する必要はないと思います。
