ヒスタミンH1受容体拮抗薬について
■ヒスタミンH1受容体拮抗薬について
ヒスタミンH1拮抗薬は、ヒスタミンを
抑える薬です。
食物アレルギーにより生じる、
皮膚症状、蕁麻疹、湿疹、かゆみ
などに影響している化学伝達物質の1つが
ヒスタミンです。
このヒスタミンの発現を抑えるのが
ヒスタミンH1拮抗薬です。
ヒスタミンを抑えることで、蕁麻疹
かゆみ、湿疹などの症状を
抑えます。
ヒスタミンには、ヒスタミンの受容体という
ものがあり、それには
H1、H2、H3、H4の受容体があります。
そのうち、H1は皮膚、粘膜、気道平滑筋、脳など
にあります。
このH1受容体にヒスタミンが結合すると、血管透過性亢進
平滑筋収縮などがおこり、
かゆみ、紅斑、気道収縮などの症状がでます。
それらを防ぐのがヒスタミンH1拮抗薬です。
ヒスタミンH1受容体拮抗薬は
第一世代と第二世代があります。
かゆみにはどちらも適応ですが、
患者さんによって、効果が異なるので
効果を確かめながら、使う必要があります。
効かない場合は、違う薬にする必要があります。
第二世代のヒスタミンH1受容体拮抗薬は
脂肪親和性で、血液脳関門を通過しにくいため
眠気などの副作用が少ないとされています。
また、第一世代のヒスタミンH1受容体拮抗薬は
ムスカリン受容体の刺激作用をもち、
気道閉塞をおこしやすいことから
気管支喘息治療には不適とされています。
ヒスタミンH1受容体拮抗薬は
食物アレルギーにおいては、
アレルゲンを摂取し、抗原抗体反応が
起こった後の症状に対する治療薬です。
食物アレルギー自体を治す薬ではないので
注意が必要です。
ヒスタミンH1受容体拮抗薬は、
食物アレルギーに関与するアトピー性皮膚炎で、
かゆみに対する薬として処方される
場合があります。
