抗アレルギー薬について
■抗アレルギー薬について
抗アレルギー薬とは、
その名のとおり、アレルギーを抑える働きをする薬です。
ほどんどが内服薬です。
現在の経口抗アレルギー薬の分類としては、
①メディエーター遊離抑制薬
②ヒスタミンH1受容体拮抗薬
③トロンボキサンA2合成酵素阻害・受容体拮抗薬
④Th2サイトカイン阻害薬
の4つに分類できます。
このうち、食物アレルギーに対する使用が
認められているのは
①メディエーター遊離抑制薬である
クロモグリク酸ナトリウム(商品名:インタール)
です。
皮膚のかゆみなどがある場合には、
②のヒスタミンH1受容体拮抗薬が
使われる場合もあると思います。
①メディエーター遊離抑制薬である
クロモグリク酸ナトリウム(商品名:インタール)
は、食物アレルギーの予防的な薬で
食物アレルギーの発症を抑えるという趣旨の
薬です。
これに対して
②のヒスタミンH1受容体拮抗薬は、
かゆみなどの症状の軽減に対して使用される
薬になります。
これらの薬に対して注意する点は、
食物アレルギーを治す薬ではないということです。
これらの薬を飲んだからって、食物アレルギーが治る
わけではありません。
食物アレルギーは食べ物が原因です。
ですのでその食べ物のアレルゲンを除去しない限り
症状が生じます。
薬は対処療法です。
また、これらの抗アレルギー薬は
湿疹を改善させる薬ではありません。
湿疹を改善させる薬は、抗炎症薬となり、
抗アレルギー薬とは違う薬になります。
湿疹に使われるのは、ステロイドや非ステロイド性抗炎症薬
などの軟膏です。
ですので、食物アレルギーが関与するアトピー性皮膚炎で、
湿疹がひどい場合は、ステロイド等の薬が必要と
なる場合があります。
