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ステロイド外用薬の使用上の注意点

■ステロイド外用薬の使用上の注意点

ステロイド外用薬を使用する上での

注意点としては、

①顔面にはなるべく使用しない。使用する場合可能な限り弱いものを
 短期間使用する

②副作用は使用期間が長くなるにつれおこりやすい

③ステロイドの強さと使用量を把握する

④長期使用後に突然使用中止すると皮疹が急に増悪することがあり、
 中止、変更は医師の指示に従う

⑤急性増悪した場合はステロイドを含まない外用薬を使用する

⑥1~2週間をめどに重症度の評価を行い治療薬の変更を検討する

⑦必要に応じて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬を使用する


などがあります。

(アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2006から引用一部改変)


①の顔面にはなるべく使用しないというのは、

 顔面はステロイドの吸収率が腕に比べて13倍ほど高いとされて
 いるからだと思います。

 といっても、アトピー性皮膚炎の場合は、顔に湿疹がでます。
 ですので、必然的に顔にも使用することは多いです。


②副作用は使用期間が長くなるにつれおこりやすいというのは、
 そのとおりですね。

 だらだらと長期間ステロイドを使用するのはさけるという
 ことです。

③ステロイドの強さと使用量を把握する

 というのは、医師が把握しないといけませんが、一般的に
 お母さんが乳児に対してステロイドを使用する場合などは、

 使用量が少なくなる傾向があると思います。
 どのくらいの使用量が正しい量なのかを知らないと、どのくらいが

 多くて、どのくらいが少ないのかわからないと思いますので、
 それは医師に聞く必要があります。

 
④長期使用後に突然使用中止すると皮疹が急に増悪することがあり、
 中止、変更は医師の指示に従う

 ステロイドを長期使用後に突然使用を中止すると、それの

 副作用が生じる場合があります。

 ですので、ステロイドを止めるときは、段階的に減らしていく
 という方法などがとられます。

 その場合は医師の指示に従いましょう。

 医師によって行い方が違う場合があります。

 だいたいは、ステロイドのランクを下げたり、

 保湿剤を使ったりなどです。


⑤急性増悪した場合はステロイドを含まない外用薬を使用する

ステロイドで急性増悪した場合は他の薬を使用しないといけませんが、

基本的には、ステロイドが一番適している薬と思われます。


⑥1~2週間をめどに重症度の評価を行い治療薬の変更を検討する

ステロイドはランクがありますので、重症度によってその薬のランクを

かえる必要があったりします。

ちゃんと薬を塗っていれば1週間である程度は改善するでしょうから、

その場合医師に診てもらえばよいと思います。

ちょっと治ったからって、すぐにステロイドをやめたりすると、

また湿疹が出てきたりしますので注意が必要です。


⑦必要に応じて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬を使用する

抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬といわれるものがいくつか

ありますが、これらはかゆみを抑えたりするもので、

直接湿疹を改善させる薬ではありません。

また、個人によって効く、効かないもあるので、

使用してみて効かない場合は医師に言う必要があります。


抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬は、効果が証明されているものでは

ありませんので、医師によって処方したりしなかったりだと思います。


以上注意点を述べましたが、

ステロイドは正しく使用すれば、アトピー性皮膚炎に有効なものですし、

副作用もそんなに恐れる必要はありません。


問題は正しく使用されない場合です。

正しく使用されないとは、使用量が少なかったり、急にステロイドを

塗るのを止めたりということです。


また、ステロイドは基本的に対処療法にすぎませんので、

ステロイドで治療している間に原因を検索して原因の除去を

することも必要です。


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