乳児湿疹と免疫系について
■乳児湿疹と免疫系について
乳児湿疹や乳児のアトピー性皮膚炎の原因に
ついてはいろいろと言われていますが、
最終的な湿疹発生の機序としては、
免疫系が関与しているといえます。
免疫系に関与しているのは、リンパ球です。
リンパ球はB細胞とT細胞が
あるのですが、これらの影響が乳児湿疹、
アトピー性皮膚炎に関与しています。
免疫と聞いても、医学を勉強していない場合、いったい
何が免疫なのかがよくわからないと思います。
免疫には、細胞性免疫や液性免疫などと分けられてあり
役割が変わってきます。
液性免疫は、免疫グロブリンによって行われる
免疫です。
これらの免疫は、生体内に異物が入ってきた場合に
その抗原を認識し、それに対する抗体をつくるという
反応です。
最終的には抗体はB細胞から産生されます。
免疫グロブリンには、
IgM
IgG
IgA
IgE
などがありますが、
例えば、アレルギーに関与するのはIgEです。
IgEには、マスト細胞とくっついて、そこに
抗原がくっつくことにより、マスト細胞から
ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されます。
この化学伝達にはいろいろな作用があり、
炎症をひき起こす効果もあります。
そしてその結果湿疹がでます。
またかゆくなったりします。
つまり、関与しているのは、IgEということで
これは免疫系が関与しているということです。
一方、細胞性免疫というのもあって、
これは免疫グロブリンではなく、T細胞が
主な役割を果たすのですが、
いわゆるサイトカインというものを
放出し、そのサイトカインがさまざまな
作用をもたらします。
サイトカインの作用は複雑で、ちょっと詳しい
アトピー性皮膚炎の本などでは、いろいろ
解説されていますが、
だからといって、解明されているわけではありません。
少なからずこのような免疫系の作用もあるという
ことです。
サイトカインが影響あるのはわかるのですが、
ではいったいどうしたらよいのか?
という対処方法はありません。
結局、ステロイドがもっともスタンダードな
方法となっています。
