Q&Aでわかるアレルギー疾患2006/2・3アトピー性皮膚炎治療のいま
■Q&Aでわかるアレルギー疾患2006/2・3アトピー性皮膚炎治療のいま
Q&Aでわかるアレルギー疾患という雑誌の
2006年2・3月号です。
隔月間なので、2・3月号となっています。
定価1800円
丹水社
おすすめ度:★★
難易度 :★★
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2・3月号の特集は
特集1 アトピー性皮膚炎治療のいま
特集2 喘息診断のひけつ
です。
アトピー性皮膚炎治療の特集ですが、
だいたい他の雑誌と同じような内容で
特に目新しいトピックはありませんでした。
座談会のコーナーでは、3人の皮膚科の先生が
「アトピー性皮膚炎治療のいま」ということで
話を行っていましたが、
皮膚科だけあって、食物アレルギーや乳児の湿疹
乳児のアトピー性皮膚炎については
ほとんど話に出てきませんでした。
やはりアトピー性皮膚炎の治療としては、
薬がメインですね。
ステロイドです。
話によると、やはりステロイドを完全に拒否したり、
ステロイドは使いたくないという患者さんが
多いらしく、どうやったらステロイドを使用して
もらえるか?
というところが焦点となっていました。
また、先生の中には、
「小児科もアトピーを治すのに食事の制限はしないという考え方に
なっていると聞いたので安心しています」
といっていました。
いったい、何に安心するのでしょうか?
また、小児科は食事の制限はしないという考えになったわけでは
ありません。
食物アレルギーは、食物アレルギーでちゃんと検査をして
確定診断できるまで、安易な食事制限はしないというだけで、
食事制限をしないから安心というのはどこかおかしいような
気がします。
おそらく、この先生のところには乳児はあまり受診しないのでしょう。
そして食物アレルギーの患者さんは少ないのでしょう。
食物アレルギーを合併したアトピー性皮膚炎になっている乳児を
もつ母親がたくさん受診する病院では、このような
ことは言ってられません。
つまり、このようにまだまだ皮膚科医の中では、
食事制限は意味がないと思っているわけですね。
皮膚科では乳児がほとんど受診しない皮膚科もあるわけで、
これはしかたないことなのかもしれません。
ただ、この座談会の中ではある先生は
「食事制限は必要ないという先生のところには、
食物アレルギーの患者は行かない」
と言っています。
もっともな意見だと思います。
要するに、食事制限は必要ないと思っている先生の
ところに行って、食事制限のことを言うと
怒られるので、その結果行かなくなるということです。
このように、食事制限のことを言うと怒る先生の所に
行くのは止めた方がよいです。(といっても、受診してみないと
怒るかどうかわかりませんが・・・)
こうゆう雑誌の座談会はおもしろいですね。
ところどころに医師の本音のようなものがでるので、
この医師の考え方はどのようなものなのかが
わかります。
今月号はそんなに有用な記事はありませんでした。
