Q&Aでわかるアレルギー疾患2006/8・9アレルギーの発症予知と予防
■Q&Aでわかるアレルギー疾患2006/8・9アレルギーの発症予知と予防
Q&Aでわかるアレルギー疾患という雑誌の
2006年8・9月号です。
隔月間なので、8・9月号となっています。
定価1800円
丹水社
おすすめ度:★
難易度 :★★
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8・9月号の特集は
特集1 アレルギーの発症予知と予防
特集2 喘息日常管理のコツ
です。
今月号は、アレルギーについての特集ですが、
食物アレルギーや乳児のアトピー性皮膚炎について
のっていました。
その中で私が最も興味があった記事は、
母乳はアレルギー発症を抑えるか?
という記事でした。
この記事によると、
「個人の母乳の成分は違うと考えられ、
母乳には感染防御、自己免疫疾患の予防および消化管の
発達を促進する物質が多く含まれている。たとえば
アレルギー疾患のある母親ではない母親に比し母乳中に
アレルギーに関与するサイトカインが多くふくまれており、
そのサイトカインを多く含む母乳を摂取した児では、
アレルギー疾患発症が促進される可能性が考えられます」
「母乳の質の違いによってアレルギー発症の予防効果が異なるのでは
ないかと考えられています。」
などと書いてありました。
つまり、結論としては、著者は母乳によるアレルギー疾患発症
予防効果の有用性は高いと述べています。
これら上記に書いたことは、通常は医師によって否定される
ことが多いです。
また、現在では医学的根拠はないとして、認められていません。
つまり、母乳はアレルギー発症を予防できないということ
になっています。
私の意見としては、母乳はアレルギー発症を予防できると
思っています。
これは母乳育児中の食物アレルギーに関与したアトピー性皮膚炎
の場合です。
食物アレルギーに関与したアトピー性皮膚炎の場合、
母乳が影響していると思います。
そしてその母乳は、お母さんの食事によって影響されるので、
結局はお母さんの食事が重要となってくるということです。
医師によっては、このような意見と同じ方もごく少数ですが
いらっしゃいます。
(本で執筆している先生が少ないのであって、本当は
もっと多いのかもしれませんが)
ですが、論文は依然、賛成と反対の意見が混じっています。
もし母乳が影響するというのなら、それは母の食事が影響している
はずです。
この場合は世界で比較すると、ちょっとおかしくなります。
というのは、世界によって食べるものが異なるからです。
各国によって食べるものがことなるということは
その各人の母乳成分も異なっていると推測できます。
すると、母乳によってアレルギー発症やアトピー性皮膚炎
発症の影響も変わってくると思います。
世界の各国によってアトピー性皮膚炎発症率が異なるのも
もしかしたら、食生活がなんらかの影響をなしているのかも
しれません。
今回の記事のように、アレルギー系の雑誌では、
母乳と食物アレルギー、乳児のアトピー性皮膚炎について
書かれた記事がいくつかみられます。
本当は、0歳児でアトピー性皮膚炎になったご両親には、
このような雑誌を読むのがよいのですが、
なかなか医療従事者でないかぎり、このような
雑誌を読んでいる方は少ないと思います。
どの人の言っていることが正しいか、正しくないかは
別として、そのような意見があるのか、ということを
把握することが重要だと思っています。
今月号では、ところどころ有用な記事がありました。
感想としては、アレルギーに関してもまだまだわかっていない
ことが多いのだなと思いました。
