小児科診療2006年8月号小児アトピー性皮膚炎診療のコツ
■小児科診療2006年8月号小児アトピー性皮膚炎診療のコツ
小児科診療 2006年8月号
診断と治療社
定価 2520円
おすすめ度:★★★
難易度 :★★
------------------------------------------------
小児科診療という雑誌の2006年8月号です。
今月号の特集は
小児アトピー性皮膚炎診療のコツ
です。
・小児アトピー性皮膚炎に悩む親への説明(小児科)
・小児アトピー性皮膚炎に悩む親への説明(皮膚科)
・小児と成人のアトピー性皮膚炎の違い
・アトピー性皮膚炎の鑑別診断、合併皮膚疾患
・アトピー性皮膚炎の疫学調査
・アトピー性皮膚炎診断基準
・食物アレルギーとアトピー性皮膚炎
・ステロイド軟膏適正使用ガイドライン
・免疫調整外用薬(タクロリムス)
・スキンケア、内服療法
・アトピー性皮膚炎の痒みに対するケア
・核酸医薬外用薬の臨床応用
・アトピー性皮膚炎発症関連遺伝子
・アトピー性皮膚炎の網羅的遺伝子発現解析
・低蛋白血症を伴う小児アトピー性皮膚炎
・アトピー性皮膚炎の患者さんにー「アラジーポット」
ができること、してきたこと
などのトピックスがあります。
小児のアトピー性皮膚炎を考える場合、
特に注意しないといけないのは、
乳児ですね。
この場合の乳児は2歳未満ということになります。
なぜ2歳未満の乳児について注意しないといけないの
かというと、それは成人のアトピー性皮膚炎と
比べて原因が若干異なってくるからです。
アトピー性皮膚炎は乳児に多い疾患です。
そして成人と異なるところといえば、食物が
原因となっている場合があるという点です。
そうゆうことを初め、この雑誌では、
小児のアトピー性皮膚炎について説明しています。
やはり親たちの心配は、アトピー性皮膚炎といえば
ステロイドになってきます。
そこで、ステロイドについてもかなり説明しています。
ステロイドの塗り方やQ&Aなどを用いて
結構くわしくステロイドを説明しています。
というのも、アトピー性皮膚炎では、どうしても
治療が薬物療法になってしまうからです。
薬物療法とはいわゆるステロイド外用薬を使う
ということです。
最近は、タクロリムス(プロトピック軟膏)
というステロイドでない薬がありますが、
この薬は今のところ2歳以上の使用と
なっているので
乳児には使用できません。
アトピー性皮膚炎の治療に関して、最新の情報や
現在の治療方針を知る上でこのような雑誌を
読むことは大事です。
値段は2520円とちょっと高め(医学雑誌としては普通)
ですが、小児科診療の雑誌では、
小児アトピー性皮膚炎の特集が毎年あると思うので
買って見るのもよいかと思います。
医師向けに書かれているので、ちょっと難しいと感じると
思いますが、読めない内容ではないと思います。
