牛乳アレルゲンについての詳しい説明
■牛乳アレルゲンについての詳しい説明
牛乳アレルゲンは、
牛乳に含まれるタンパク質は
全体で3~3.5%あります。
そしてそのタンパク質は、
①脂肪球
・皮膜タンパク質
②脱脂乳
●乳清タンパク質(牛乳のタンパクの約20%)
・βラクトグロブリン
・αラクトアルブミン
・血清アルブミン
・免疫グロブリン
●カゼイン(牛乳のタンパクの約80%)
・αs1カゼイン
・αs2カゼイン
・βカゼイン
・κカゼイン
と分類されます。
このうち、牛乳アレルゲンに主に関与するのは、
●乳清(ホエー)タンパク質(牛乳のタンパクの約20%)
・βラクトグロブリン(分子量18300)
・αラクトアルブミン(分子量14200)
・血清アルブミン
・免疫グロブリン
●カゼイン(牛乳のタンパクの約80%)
・αs1カゼイン(分子量23600)
・αs2カゼイン
・βカゼイン
・κカゼイン
です。
このなかでも、
①βラクトグロブリン(分子量18300)
②αs1カゼイン(分子量23600)
の抗原性が高いとされています。
つまり
●乳清(ホエー)タンパク質(牛乳のタンパクの約20%)
のβラクトグロブリン(分子量18300)
●カゼイン(牛乳のタンパクの約80%)
のαs1カゼイン(分子量23600)
が影響しているのです。
ですので、これらを牛乳から除去するか、
分解してアレルゲンを小さく分解しなければ
なりません。
分解することによって抗原性を低下させることが
できるからです。
ちなみに、この
①βラクトグロブリン(分子量18300)
②αs1カゼイン(分子量23600)
は母乳には含まれません。
牛乳アレルギーの乳児で人工ミルクを飲む場合は
これらの牛乳アレルギー対応ミルクを
飲まないといけません。
このミルクはには、
●乳清(ホエー)タンパク質(牛乳のタンパクの約20%)
のβラクトグロブリン(分子量18300)
を分解している、
乳清タンパク質分解乳というものと
●カゼイン(牛乳のタンパクの約80%)
のαs1カゼイン(分子量23600)
を分解している
カゼイン加水分解乳というものがあります。
前者は、βラクトグロブリン(分子量18300)を
分解して、分子量を800程度にして抗原性をなくして
います。
後者は、カゼインを分子量1000以下のペプチドおよび
アミノ酸に分解したものです。
このように、牛乳アレルゲンである、
たんぱく質
①βラクトグロブリン(分子量18300)
②αs1カゼイン(分子量23600)
どちらのアレルギーであるのかを確かめる必要は
ありますが、どちらかが分かれば、
それを分解している方のミルクを飲めば
大丈夫ということになります。
