母乳中の無機質について
■母乳中の無機質について
母乳中に含まれる無機質は、
常量元素は
・カルシウム
・マグネシウム
・ナトリウム
・カリウム
・リン
・塩素
・鉄
微量元素は
・クロム
・マンガン
・コバルト
・ニッケル
・銅
・亜鉛
・セレン
・モリブデン
・スズ
などがあります。
これらの無機質は、
月日が経つにつれ、濃度は変化します。
ですので、生後1ヶ月の母乳中の濃度と
生後6ヶ月の母乳中の濃度は違うということに
なります。
また、乳腺炎などになり、乳房が炎症を起こすと
そこの乳房から出る母乳中の無機質の濃度は
変化するといわれています。
たとえば、乳腺炎からの母乳では、
正常時と比べてナトリウム、塩素の濃度は
かなり上昇し、カルシウムの濃度は低下する
という報告もあります。
つまり、乳房の状態によって、無機質の
濃度は変化するということですね。
乳児にどのくらいの量の無機質が
摂取できているかを調べるには、
まず、1日の母乳の量を800ml~1000ml
と仮定すると
あとは、
・カルシウム
・マグネシウム
・ナトリウム
・カリウム
・リン
・塩素
・鉄
などの濃度がわかれば、
その濃度と1日の母乳量をかければ
1日にどれだけの無機質が摂取できたかが
予想できます。
ですが、さっきも言ったように、無機質の濃度は
日数が経つにすれ、変化しますので、
その濃度を把握しなければいけません。
とくに重要となるのは、
カルシウムと鉄ですね。
たとえば、母乳中のカルシウムの濃度が30mg/100ml
としたら、
1日800mlの母乳を飲むとして、
30mg×8=240mg/日となるわけです。
0~5ヶ月児のカルシウム必要量は
1日200mgとなっていますので、
足りているということになります。
このように、おおよその無機質の
摂取量は計算することができます。
