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母乳はいつまで与えるのか?

■母乳はいつまで与えるのか?

1989年に世界保健機構(WHO)と国連児童基金(UNICEF)は

共同声明である

「母乳育児成功のための10カ条」

というものを出しました。


これは、母乳育児の重要性を示すためにだされたと

思いますが、

ではいったい母乳はいつまで与え続ければよいのでしょうか?


1990年のノイチェンティ宣言によると

「すべての女性が生後6ヶ月まで完全に母乳で赤ちゃんを育てることが
 出来るように、また、すべての赤ちゃんが6ヶ月までは完全に
 母乳だけを飲むことが出来るように推進しましょう。その後は
 子どもたちに適切で十分な食べ物を補いながら、2歳かそれ以上まで
 母乳育児を続けましょう」

とあります。

これによれば、2歳以上まで母乳育児を続けましょうということですね。


また厚生労働省は、2002年4月に、母子健康手帳に掲載される

1歳、1歳6ヶ月児の「断乳:完了、未完了」の文字を消して、

「母乳:飲んでいる、飲んでいない」と書き換えました。


母乳育児はいつまで行うべきか?

という場合、感染免疫学的には生後1ヶ月まで、栄養学的には

4~10ヶ月までで十分とも言われています。

しかし、長期的に行うことが最近は推奨されています。


母乳中の栄養素などの濃度は、月日が経つにつれ、だんだんと

濃度が減少していくものがあります。


ですが、1年たってもその濃度は0になることはなく、

濃度の減少率も6ヶ月時の濃度と比べてそんなに減少率が

高いものではありません。


ですので、1歳時の母乳にも十分栄養は含まれています。

ですから、1歳をすぎても母乳を与えることで十分栄養は

与えることはできます。


1歳だから母乳を止めないといけないという理由は

なにもありません。


2歳でも3歳でも母乳は続けてもなんら問題はありません。


栄養的には、離乳食と母乳の両方から摂取することで、

十分な栄養を与えることができます。


ただ、現実的に言えば、2歳以降まで母乳を与えている

人は少ないと思います。


母乳をいつまで与えるかということに対して、

深く考えると、母乳を続けた方が、栄養的にも

経済的にも効率はよいです。


ただ、お母さんがたいへんというのはあります。

また周囲の目というのもあります。


ですが、子どものことを考えると、母乳を2歳くらいまで

続けることの方が、続けないことよりメリットがあるのは

確かだと思います。


もし、母乳を2歳以降まで続けると、アレルギーや病気に

なる確率が続けない児より明らかに低いということが

はっきりすれば、2歳まで続ける人が増えると

思いますが、はっきりとわかっているわけでは

ありません。


ただ、ほかの人が母乳を止めたからといって、自分も

母乳を止める必要はありません。

他人を気にせず、母乳育児を続ければよいと思います。


続けたければ、2歳でも3歳まででもOKです。

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