食事摂取基準の読み方①(推定平均必要量と推奨量)
■食事摂取基準の読み方①(推定平均必要量と推奨量)
食事摂取基準には、
1日に必要な
・エネルギー
・タンパク質
・脂質
・ビタミン
・ミネラル
・微量元素
・電解質
の量が書かれています。
その時に、注意すべきは、
推定平均必要量と推奨量です。
たとえば、授乳婦の食事摂取基準の表をみると
タンパク質の覧をみると、
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推定平均必要量 +15g
推奨量 +20g
------------------------------------------
と書いてあります。
つまり、推定平均必要量と推奨量と
2つの値があるのです。
いったいどちらの値を参考にしたらよいのでしょうか?
これについては、まず推定平均必要量と
推奨量の違いについて理解する必要があります。
●推定平均必要量
推定平均必要量とは、一般の人の必要量の平均値です。
●推奨量
推奨量とは、平均値に標準偏差の2倍を付け加えた
値です。
ここらへんがちょっとややこしいのですが、
推定平均必要量というのは、必要量の平均値なわけです。
そしてこの平均値の値の栄養素を摂取したとしたら、
必要量を充足している確率は50%で不足している確率も50%
ということになります。
つまり確率論になるのですが、推定平均必要量の値だけだと
必要量を充足しているかどうかは、50%の確率ですよ
ということなのです。
つまり不足していることもありえるということです。
これは、なぜかというと、平均値だからです。
では、この確率を上げるにはどうしたらよいかというと、
それは推奨量まで摂取することです。
推奨量まで栄養素を摂取すると、必要量を充足している確率は
97.5%になります。
といってもこれも推測値ですから、絶対ではありませんが、
推奨量まで摂取すると、97.5%の確率で
必要量を充足していると推定できるのです。
つまり、推定平均必要量と推奨量では、
推奨量の方まで摂取したほうが、必要量の充足率は
高くなるということなので、
推奨量まで摂ったほうがよいということですね。
まあ、単なる確率の話なので、
絶対に推奨量まで摂らないといけないということでは
ありません。
ですので、先ほどの
タンパク質では、
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推定平均必要量 +15g
推奨量 +20g
------------------------------------------
となっていますので、
+20g摂取すれば、
必要量の充足率は97.5%ということになります。
+15gでは、充足率は50%ということになります。
