食事摂取基準の読み方②(目安量と目標量)
■食事摂取基準の読み方②(目安量と目標量)
前回は食事摂取基準の
推定平均必要量と推奨量を説明しましたが、
食事摂取基準の表には、目安量と目標量
というのもあります。
●目安量
目安量が設定されるのは、推奨量を設定できない
栄養素の場合です。
ですので、推奨量が設定できる栄養素には
この目安量はありません。
この目安量というのは、簡単に言えば、
十分な量であり、この目安量を摂取していれば、
必要量を充足していることが多いと推定することが
できます。
つまり、目安量が設定されている場合は、
この目安量を摂取すればよいことになります。
また、目安量に達しない量を摂取した場合でも、
必要量を充足しているか、していないかは
わかりません。
つまり、目安量に達しない場合でも、必要量を充足
している場合があるということです。
あくまで目安ということですね。
たとえば、乳児の目安量は、
乳児の目安量=母乳中の栄養素濃度×哺乳量
ということになっています。
この母乳中の栄養素濃度というのは、
健康な乳児の摂取量の平均値ということになっています。
哺乳量もだいたいの平均値で780mlで計算されています。
つまり、1日平均乳児は、780mlの母乳を飲むと
仮定した場合の目安量ということです。
母乳中の栄養素濃度はあまり変わらないとすると、
哺乳量によって、乳児の目安量は変わってきます。
哺乳量が少なければ、目安量から遠ざかってきますので、
栄養不足になる率が高くなるということです。
●目標量
目標量というのは、生活習慣病のリスクを低くすると
考えられる摂取量です。
この目標量は、生活習慣病の一次予防を目的とした
指標となっているようです。
この目標量は、設定されている栄養素と設定されていない
栄養素があります。
設定されている場合でも、この目標量はあくまでも
目安で、絶対に生活習慣病にならないというもの
ではありません。
