母乳育児中の母の必要エネルギー
■母乳育児中の母の必要エネルギー
日本人の食事摂取基準によれば、
必要エネルギー量は
身体活動レベルによって
・低い(Ⅰ)
・ふつう(Ⅱ)
・高い(Ⅲ)
の3つにわけられます。
●低い(Ⅰ)の状態
低い(Ⅰ)の状態は、
生活の大部分が座位で、静的な活動が
中心の場合とあります。
ほとんど動かない場合ですね。
●ふつう(Ⅱ)の状態
ふつう(Ⅱ)の状態は、
座位中心の仕事だが、職場内での
移動や立位での作業・接客・通勤・買い物・家事
などのいずれかを含む場合となっています。
おそらく、大部分の方はここだと思います。
●高い(Ⅲ)の状態
高い(Ⅲ)の状態は、
移動や立位の多い仕事の従事者
あるいは、スポーツなど余暇における活発な
運動習慣をもっている場合となっています。
成人の女子の食事摂取基準では、
●18~29歳
・低い(Ⅰ) 1750kcal/日
・ふつう(Ⅱ)2050kcal/日
・高い(Ⅲ) 2350kcal/日
●30~49歳
・低い(Ⅰ) 1700kcal/日
・ふつう(Ⅱ)2000kcal/日
・高い(Ⅲ) 2300kcal/日
●50~69歳
・低い(Ⅰ) 1650kcal/日
・ふつう(Ⅱ)1950kcal/日
・高い(Ⅲ) 2200kcal/日
となっています。
授乳婦では、身体活動レベルが
低い(Ⅰ)ふつう(Ⅱ)高い(Ⅲ)すべて
共通で、+450kcal/日となっています。
つまり上記の値に、+450kcalした値が
母乳育児中の必要エネルギーとなります。
■母乳育児中の必要エネルギー
●18~29歳
・低い(Ⅰ) 2200kcal/日
・ふつう(Ⅱ)2500kcal/日
・高い(Ⅲ) 2800kcal/日
●30~49歳
・低い(Ⅰ) 2150kcal/日
・ふつう(Ⅱ)2450kcal/日
・高い(Ⅲ) 2750kcal/日
●50~69歳
・低い(Ⅰ) 2100kcal/日
・ふつう(Ⅱ)2400kcal/日
・高い(Ⅲ) 2650kcal/日
ということになります。
ちなみに、授乳婦では、なぜエネルギーを
プラス450kcalしなければならないのかというと、
それは母乳を与えるからです。
この450kcalは、1日に与える母乳の量のカロリーを
変換効率80%したものから、体重減少分のカロリーを
除去したものです。
つまり、大部分は母乳中のエネルギーなわけです。
母乳を与えている間は、エネルギーを余分に取らないと
いけないということですね。
