胎児の複合汚染
■胎児の複合汚染
森 千里 著
中公新書
おすすめ度:★★
難易度 :★★
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本書は、環境ホルモンなどが生殖機能に
どう影響を与えるかということに
焦点をあてた内容になっています。
いつの時代も環境ホルモンは話題になりますが、
その実態というのはなかなかマスコミの報道だけ
ではわかりません。
このような分野は専門書などを読むのがよいのですが、
内容が硬くて、いまいち読む気がおこりません。
そこで、おすすめなのが、本書です。
環境ホルモンを研究しているだけあって、
かなり詳しい説明になっています。
内容は、環境ホルモンは生体に害をおよぼす。
ですので、予防的措置が必要だ。
ということを指摘しています。
ここらへんの化学物質系の話になると、
著者によって言っていることが違ったりして、
いまいち誰の言っていることを信用したらよいのか
わからない場合がありますが、
基礎知識をつけるという意味では
本書は、その背景から基本的ポイントまで
おさえることができます。
本書では、環境ホルモンがどう免疫系と関係あるかや
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎とどう関係が
あるのかという点については、述べられていません
でしたが、
アトピー性皮膚炎をのお子様をお持ちの方は
気になることだと思います。
結局、生体内の反応は見えないだけあって、
わかりません。
それはすぐに反応がでるものでもないので、わからないの
です。
つまり症状がおこるまでわからないのですね。
アトピー性皮膚炎は皮膚に症状がでますから
すぐにわかります。
やはり、人間目に見えるものから対処しようとします。
化学物質は体によくないことはなんとなくはわかりますが、
あとは、それを除去するメリットと除去しないメリットの
バランスですね。
そこらへんのリスクをどう解析するかの問題だと思います。
本書は、環境ホルモンと生殖について、書かれています。
健康に興味のあるかたは、読んでみるのもよいかと思います。
