なぜ乳児に食物アレルギーが多いのですか?
■なぜ乳児に食物アレルギーが多いのですか?
食物アレルギーは乳児に多い疾患として知られています。
0歳児では、約10人に1人が食物アレルギーと
言われています。
では、なぜ乳児に食物アレルギーが多いのでしょうか?
いろいろ原因はありますが、
よく言われるのは、乳児は腸管が未熟だから
ということです。
食物アレルギーというのは、食物中のアレルゲン(タンパク)
が原因となって、そのアレルゲンが乳児の体内に侵入して
発症するものです。
乳児が口から摂取したものは、食道をとおり、胃にいきます。
そして腸にいきます。
このように消化管で栄養が吸収されるわけですが、
腸管が未熟な乳児は、比較的大きい分子量である
アレルゲンも通過させてしまいます。
そしてそのアレルゲンが乳児の血中に入り
アレルギー反応が起こるということです。
そして、消化管が発達してきたり、耐性が獲得
できると、そのアレルゲンに対するアレルギー症状は
でなくなります。
これをアウトグローといいます。
つまり、0歳児で食物アレルギーだからといって、
一生食物アレルギーではないのです。
それは、2歳、3歳と年齢が経つにつれて
治っていきます。
結局、0歳児は未熟なので、食物アレルギーに
なりやすいということです。
でも、成人でもカニやエビ、そばなどの
アレルギーがいるじゃないかという意見もあると思います。
そうです。
実は、大人になってもアレルギー症状がでる食べ物があります。
それは、
カニ、エビ、そば、など特定の食べ物です。
この場合、成人になってもそれを食べた場合に即時型の
アレルギーが出る場合があります。
卵、牛乳などでは、耐性を獲得できるので、
そのようなことは少ないです。
そして、卵・乳製品・小麦は、
0歳児での即時型食物アレルギーの頻度が
とても高いので注意が必要です。
以上が簡単な説明にはなりますが、乳児に食物アレルギーが
多い理由です。
もっと詳しい理由になると、免疫系の話とかになってくるので
食物アレルギーの専門書などを読むとよいと思います。
