食物負荷試験の注意点
■食物負荷試験の注意点
食物負荷試験の注意点としては、
負荷試験の時に初めて、重篤な即時型アレルギー反応が
起こる場合があるので注意が必要です。
母乳中のわずかな抗原が原因で、アトピー性皮膚炎になっている
乳児の場合では、それまでに重篤な即時型のアレルギー反応が
ない場合でも、はじめて直接摂取した場合に
即時型のアレルギー反応を示す場合があると報告されています。
母乳育児中では、母乳だけの摂取になりますので、アレルゲンが
微量なわけで、その微量なアレルゲン量では、即時型のアレルギー
反応までにいたらなかったお子様でも、
食物負荷試験のような、直接摂取を行うと、
即時型のアレルギー反応を示す場合があるということです。
ですので、特定の特異的IgE抗体の値が高い場合では、
即時型のアレルギー反応が起る率が高いと予想される場合
ある年齢まで食物負荷試験を行わないという
選択肢もあります。
最近は、卵、牛乳では、特異的IgE抗体が高い場合、
食物負荷試験が陽性になる、一致率も高いようなので、
そうゆう場合は、食物負荷試験を行わずに、除去を
行うという場合もあるようです。
特に、数ヶ月~1年以内に重篤な即時型アレルギー反応を
しめした乳児においては、一定期間おいてから食物負荷試験を
行う方がよいとされていますので、このへんは医師の指示に
従いましょう。
自ら食物除去と食物負荷を行っているお母さんの場合も同様です。
離乳食の開始時などは直接摂取させるので注意が必要です。
病院で行う場合の食物負荷試験は、万全の体制で行っているはず
ですので、万一なにかあったときも大丈夫ですが、
自宅で行う場合は、注意が必要です。
また病院で行う食物負荷試験は、直接摂取の負荷試験です。
これは、子供が実際に摂取してアレルギー症状をみる試験です。
母乳育児中で、お母さんが食物を食べて、そして母乳をあげて
その乳児の反応をみる試験ではありません。
アトピー性皮膚炎に関与した食物アレルギーの場合は、
母乳が影響している場合があり、
母乳育児中でお母さんに食物負荷をして、その母乳を乳児が
飲んでどのような反応がでるかを、調べることが重要です。
しかし、そのような試験は病院ではやっていないと思います。
となると、自分で行わないといけないのですが、
母乳中のアレルゲンは、直接摂取より、100分の1~1万分の1
という微量のアレルゲンであるので、即時型のアレルギー反応は
出にくいとされています。
まったく出ないわけではありませんが、
経験的には、遅延型でのアトピー性皮膚炎の湿疹が出たり、
悪化したりという症状が多かったです。
