食物アレルギーの定義
■食物アレルギーの定義
食物アレルギーの定義は、
「食物アレルギーとは、原因食物を摂取した後に免疫学的機序を介して
生体にとって不利益な症状(皮膚、粘膜、消化器、呼吸器、
アナフィラキシー反応など)が起る現象をいう」
となっています。
(食物アレルギー診療ガイドライン2005より)
この場合の生体にとって不利益な反応とは、
・毒性物質による反応
・非毒性物質による反応
の2種類あり
・非毒性物質による反応の中に
①食物アレルギー
②食物不耐症
があります。
食物アレルギーは、
1.IgEに依存するもの
2.IgEに依存しないもの
の2種類に大きくわけられます。
IgEに依存とは、IgE抗体を介しての反応です。
即時型アレルギーがこれにあたります。
IgEに依存しないものとは、IgE抗体を介さずに
T細胞からリンフォカインに作用したものです。
エビを食べて蕁麻疹がでるのも食物アレルギーです。
母乳をのませて、それが原因でアトピー性皮膚炎の湿疹が
でるのも食物アレルギーが原因かもしれません。
簡単に言えば、食物が原因で、皮膚症状や
消化器症状、呼吸器症状がでるものが
食物アレルギーと思ってもらってよいです。
乳児に出たアトピー性皮膚炎が食物アレルギーに
関係しているかどうかは、気になるところだと思いますが、
これは、原因物質を調べるのはなかなか難しいですが、
乳児には食物アレルギーに関与しているアトピー性皮膚炎は
多いとされています。
食物アレルギーに関与しているアトピー性皮膚炎の場合は、
適切な食物除去を行えば、劇的に湿疹が改善する場合もあります。
食物アレルギーは、成人でアレルギーのない方は
あまり興味ないかもしれませんが、
0歳児には多い疾患でありますので、
ひととおり食物アレルギーの知識をもっておくと
よいと思います。
食物アレルギーは、湿疹や蕁麻疹などの皮膚症状が最も多い
ですが、皮膚症状だけではないので注意が必要です。
何か特定のものを食べたときに下痢になるという場合も
食物アレルギーを疑う必要があります。
